物流施設に、出荷製品を仕分けする作業施設をビニールブースにて設置しました。こちらの現場は、従来仕分けを広いスペースで行っていたのですが、夏は暑く、冬は寒いという作業環境の為、改善策として今回の製品提供となりました。 こちらでは各仕様をご説明致します。
ブース間仕切りは全て【耐電防炎ビニールシートE-3000TF】で覆われています。
製品がコンベアーによって運ばれてくる工程をブース内から確認することが出来ますので、機械のトラブル、製品の搬送トラブルなどにも少ない人員ですばやく対処することが出来ます。
また、工場内の照明の光をブース内に取り入れることが出来、外部からも作業状況が確認しやすくなりました。
<パレットもきちんと整理整頓>
ブース内で仕分けて製品をパレットに載せ、フォークリフトが製品を取りに来ます。
この時も仕分けの状態が透明ビニールで覆われているので外からの確認が容易です。
ブース内の作業スペースの確保と、仕分け製品の整列を徹底させる為に、床間仕切りとして【D型ゴムバンパー】を設置しました。
こちらはコンクリートの床にアンカーボルトにて固定されていますので、フォークリフトによる衝撃にも安心して耐えられます。
<フォークリフト入り口には【パイプインシートシャッタ】ーを設置>
こちらは製品の搬出入開口の為人の出入りは出来ません。
その為お客様のご希望により【パイプインシートシャッター】を選ばれました。
使用したシートはクリヤタイプ。
透明クリヤ窓を1台に付き2段2個設置しました。
これにより、内外から人、フォークリフトに限らず確認が容易になりました。
シートシャッターの入退場に伴う操作方法は、プルスイッチ(ひも式)にしました。
<コンベアーからブース内へ製品移動>
コンベアーから流れてきた製品は、自動的にブース内に入ってきます。
ガイドローラーに勾配を付け、自然な重さで稼動します。
開口部においては、【ビニールクリヤノレン】を設置し、ブース内の室温対策に努めました。
<搬出入路も導線設置でしっか確保>
搬出におけるフォークリフトの進路には、パレットの置き場も含めて導線を設置しました。
これにより不用意なフレームへの激突による事故の防止、整頓されたパレット設置など管理と作業性UPに努めました。
導線に使っている塗料は、【アトミクス製フロアトップ8000】という無溶剤エポキシ塗料です。
耐摩耗性に優れている素材で、その強度はコンクリートの約8倍にもなります。
衛生管理の厳しい工場の床には最適です。
<作業員の方々の出入り口>
作業員の方々の専用出入り口は、通常のスチールドアや、木製ドア、アルミ製ドアではなく、軽さと耐久性を持った【軽量鋼板ドアPD】(国土交通省認定品)を設置しました。
こちらの製品オーダーメイドが可能で、オフィス、学校、ホテルなど幅広い用途、様々な使用条件に対応している室内用軽量鋼板ドアです。
<各部鉄骨は焼付塗装、ジョイント部分は工場にてリブ付け加工>
ブースの骨組みとなる鉄骨の加工は、全て事前に工場加工となっております。
塗装においては工場にて焼付け塗装を施し出荷。
これにより、現場施工時のペンキによる匂いの影響がなくなりました。
ジョイント部分においては、各連結部分全て穴あけ加工から、リブ付けまで工場加工済みで出荷します。
設置現場での溶接作業によるヒューム(鉄粉)の飛散、鉄骨切断等によるグラインダーの砥石の飛散などはありません。