<設置例>
自動車販売店様
自動車販売店様の整備場内の防寒・防風対策としてビニールカーテンを設置させていただきました。
■シャッターを開けるとそこは風の通り道となっている為、冬は寒さが厳しい状況でした。
防寒対策としてシャッターを閉めてしまうと場内が暗くなってしまう為、その対策として透明のビニールカーテン取付けを提案させていただきました。
■天井にレールを固定します。天井のパネルの中にある軽鉄(骨組)の通っている場所を確認した上で、天井に固定します。
■レールと天井の間に挟んでいる透明なシートは「隙間シート」と呼んでいます。
レールとカーテン本体との間にできる隙間をふさぎ、冷気や風の出入りを最小限に抑えます。設置するカーテンと同じ生地のものを使い、今回の幅は250mmです。
■取り付けたレールにカーテンのランナーを付けたビニールカーテンを通します。その後残りのレールを固定します。
■カーテンを引く側(取っ手側)には風でバタつかないための間仕切りポール取手金具付きをセットしました。
■壁側にはマグネット入りの受け板を取り付け、ポール側のマグネットとぴったりとくっつき、ビニールカーテンを閉めた際に密着します。開閉の際はポールにセットされている取手を使い簡単に開閉することができます。
■今回は開口部分を端から端まで一枚のカーテンで開閉する片開きをご希望でした。
ただ、ポールの無い側のシートを固定しなければ隙間ができてしまい、風や寒さがそこから侵入してきてしまいます。その対策としてビニールカーテンのもう片方の端はビニールカーテンをアルミフラットバーで挟み込み、壁面にビスで固定しています。こちら側からの出入りはできませんが、風などで外れないようしっかりと固定します。
■幅(W)が4940mmと広い開口ですので、風でバタつかないための中間ポールを一本追加させていただきました。内側と外側の両側からビニールカーテンをポールで挟み込んでビスで固定します。
■風によるバタつきを抑えるために中間ポールには落とし金具を取り付けています。
土間コンクリートに穴をあけ、受け座をセットします。そこに落とし金具を落とすことで、中間ポールを固定します。ビニールカーテンの下部にチェーンを入れており、シートがヒラヒラと風になびくことを抑えるようにしています。
■お客様は作業場内の蛇口から屋外へホースを伸ばして洗車をされていますので、お客様の日常の作業の妨げとならないように、ホースが無理なく隅を通れるようにポールとビニールシートの端を調整しました。
■シートが透明なので、内側からも外側からもお互いが良く見えます。外光もきちんと取り入れることができます。
■マグネットが付いている取手が強風により離れてしまうことに対する対策として、内側と外側にフックを付け、取手に付けたチェーンをそのフックに引っ掛けるようにしました。
そうすることで、強風によりマグネットが離れたとしても間仕切りポールが風で大きく揺らされることはありません。出入りの際はフックからチェーンを外すだけですので、内側からでも外側からでも簡単に取り外し、取り付けができます。
■強風対策として、合計三本の中間ポールを設置したことにより、開口幅4940mmのシートを四分割した上で、落とし金具で固定することとなり、強風によるシートの煽りを抑えることができました。土間コンクリートに穴をあけて中間ポールを落とし金具で固定することにより、中間ポールが風に煽られることはありませんので、ポールが風に飛ばされて入口周辺にある車両にぶつかることはありません。
■動作確認をして、お引き渡しです。
- 設置開口 H(高さ)2800×W(幅)4940 (片開き)
- ビニールカーテン生地 耐電防炎透明 0.5t
- 中間ポール(挟み込みタイプ) 3本
- 片引き用間仕切りポール(挟み込みタイプ) 1本
- 落し金具+受け 3セット