標準物性値について/工場内のビニールカーテン・ビニール間仕切り・特殊開閉システム・工場内設備管理のご相談、施工等 トーホーカーテン 東邦産業

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標準物性値について

標準物性値について

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防炎=難燃、燃えにくいということになります。
よく不燃ですか?と聞かれることがあるのですが、不燃(燃えない)ということではありません。

例としまして、火炎バーナーでシート表面をあぶり続けますとシートに火がつきます。
火がついた後にバーナーを遠ざけると火が消えます。
これを「自己消火性」といいます。

JIS規格や消防法規におきましては、防炎と難燃を同列で表現しています。
防炎の規格としましてはJIS規格と消防法規があるのですが、消防法規においては製品を登録することになっていますので、ご提供させていただく製品は全て防炎登録してある製品をカタログでは防炎グレード(仕様)と表示しています。

 

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ビニール製品の標準物性表に記載してある「引張強度(N)」の単位を解説いたします。

<例>
品番:ピュアクリーンSPC-9
厚み:0.62±0.03
    引張強度 たて320N/3cm よこ660N/3cm N(ニュートン)はkgf
伸び率:たて23% よこ23%
引裂強度:たて220N よこ340N  N(ニュートン)はkg 

以上の数値から320N/3cmという引張強度の考え方は、このシートで3cm幅のひもを作った場合、約32kgの重りをつることが出来ます。という意味です。 現実には3cm幅でシートを使うということはほとんど無く、一般的には広い範囲で使用します。

また設置固定する際には1箇所に力が集中したりしますので、あくまでもわかりやすい目安とお考えいただければと思います。 尚この計測方法は、JIS規格で決められている計測方法です。

 

 

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シートには伸び率というものがあります。
この伸び率の数値が大きいほうがいいのか、小さいほうがいいのか、シートを設置される場所によって大きく変わるといえます。

伸び率が大きい製品は「しなやかさ」があり全体的に柔らかい感じがしますが、伸び率の小さい製品はピッタリと張ることが出来、見た目もカッチリとした感じがします。
風の影響を受けるようなところでは、バタつきなども押さえられて効果を発揮するといえます。

 

 

 

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引裂強度とは、シートの中央に切れ目を入れた時、片方を天井に吊るしもう片方に重りをぶら下げた場合に切り目が裂けていかない強さを言います。

<例>
品番:ピュアクリーンSPC-9
厚み:0.62±0.03
    引張強度 たて320N/3cm よこ660N/3cm N(ニュートン)はkgf
伸び率:たて23% よこ23%
引裂強度:たて220N よこ340N  N(ニュートン)はkg

上記例の引裂強度、縦220N 横340Nで考えますと、
縦は重りを22kgまでつけても切れ目は裂けていきません。
それ以上の重さになると裂けていくことを意味します。
横についても同様です。

 

 

 

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耐寒仕様の設置場所は、寒冷地や冷凍倉庫を想定しています。

<JIS規格耐寒試験方法>

レザー耐寒試験 : 
ターポリン(ポリエステル繊維の織物を軟質な合成樹脂フィルムでサンドしたビニール系素材)を二つ折りにし、一定温度の中で一定加重のハンマーで叩き、折り目で折れない(割れない)温度を測定します。

当社ご提供のターポリンでは約-30℃以下を耐寒仕様としています。
何℃から耐寒仕様と呼ぶかについては特に規定はありません。

 

 

 

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耐候(耐光)とは耐候試験器が決められており、実際の何万倍もの光(エネルギー)をシートにあて、一定間隔で水をかける試験器(サンシャインウェザロメーター)によって約1年間換算してから、それらのデータを基に耐候仕様としてお届けしています。

耐候仕様を選ばれるほとんどの理由(問題)としてシートの変色があります。
塩ビの場合、黄色から褐色になっていきます。

一般グレードと耐候グレードでの変色までの時間の差は、約3倍違うとなっていますが、どこからどこまでが「耐候」かという決まり(規格)はありません。
あくまでも促進試験ですので、実際には設置された環境などにより変色なども大きく差が出るといえます。

 

 

 

 

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耐油については、JIS規格で決められた油があります。
「JIS1号マシン油」になります。

特殊な油、ブレーキオイル、熱媒オイルなどは全く成分が違いますので、設置の際は実際のサンプルとの確認が必要となります。

その他、溶剤や燃料油(ガソリン、灯油、軽油)などには使えない場合が多いです。こちらの場合は、塩ビシートではなくポリオレフィンタイプを選択される必要があります。

 

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抗菌仕様につきましては、主に「大腸菌」「サルモネラ菌」について検査機関に依頼した結果基にお届けしています。

ここで抗菌性の寿命についてお伝えしておきますが、通常塩ビの場合シート内部より(生地に練りこむ)順次表面に抗菌剤が出てきますので、設置してから環境にもよりますが、1~3年の間は抗菌性が持続できると思われます。

 

 

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虫の種類というのは多種類あり、一概に全てこれで大丈夫ですとは言えないのですが、主に光に反応する虫は、300nm(ナノメートル光の波長)~500nmに反応しますので、紫外線カット370nm以下の光を遮る製品ですと少し範囲が足りないかと思われます。

しかし、これも虫によりけりですので黄色からオレンジ、ミドリなどの紫外線を遮断する色が有効な虫もいれば、光全体を落とすグレーなどが効果のある虫もいます。

あくまでも「飛んで火にいる夏の虫」とはよく言ったもので、蚊やユスリカなどの光に集まらない虫にはあまり効果は無いと言えます(当社比)。その際は、捕虫器などの機器と組み合わせながらの対策をお勧めしています。

 

■上記以外にもご希望に応じて製品を製作いたします。
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